尿検査で蛋白が陽性になった!考えられる病気とその原因を解説

健康診断で尿検査を受けた結果、蛋白が陽性になった。

「これは何かの病気かしら!?」と不安を抱えるアナタへ、考えられる病気とその原因をご説明します。

尿蛋白はどういうときに陽性になる?

尿は腎臓で作られます。

通常腎臓が尿を作るときは、蛋白はろ過されないので、尿の中にはほとんど含まれません。

腎臓に何かしらの要因がかかかった時、尿を作るときにで蛋白が漏れ出てしまうことがあります。

これが尿蛋白陽性の状態です。

検査の結果尿蛋白が陽性となる場合は、実は病気ではない場合と病気が由来する場合の2パターンがあります。

病気でない場合

何かしらの原因で一時的に血行(血流)が増え、腎臓がろ過する量のキャパシティを超えてしまうことにより、蛋白が漏れ出てしまうことが考えられます。

例えば、、、

  • 高熱がある
  • 激しい運動をした後
  • 入浴した後

など。

また、蛋白が増える食事を過剰にとることで、腎臓のキャパシティを超えてしまったり、ストレスを抱えることで腎臓の機能自体に影響を及ぼしてしまったりということもあります。

病気由来の場合

通常腎臓は蛋白を通すことがないので、上記のような特別な状態を除けば蛋白尿となることはありません。

しかしながら、腎臓自体がダメージを受け病態化してしまった場合は、このろ過機能自体が正常に働かず、蛋白尿を排出してしまうことがあります。

蛋白尿を出す原因となる病気は多数あるのですが、その中でも直接的に腎臓がダメージを受けている状態を”慢性腎臓炎”と言います。

この状態は腎臓の機能が不可逆的かつ進行的に低下していく病気です。

元々尿蛋白の検査も、この慢性腎臓炎の早期発見が目的の一つとなっています。

病気でない場合の原因と予防法

病気が由来ではない尿蛋白の場合、基本的には一時的なものであり、それほど気にする必要はありません。

気を付けることといえば、食生活の乱れによる腎臓への負担を軽減させてあげることだと言えるでしょう。

例えば、脂っぽいものやお肉ばかりを食べていると血液がドロドロになる、という話は有名だと思います。

ドロドロになった血液は腎臓でろ過するときに腎臓に負担をかけることになります。

またタンパク質は、摂取し、体内で消化・代謝される際に、腎臓でろ過さることになる老廃物を多く出します。

その為、タンパク質を多く含む食事をたくさんとることで、腎臓に負担をかけることに繋がります。

更に、食事を長い時間かけて続けたり(だらだら食い)、夜遅くに取ったりすることも腎臓に負担をかけるそうです。

これ以外にも適度な運動を行いストレスを解消させるということも、予防に寄与します。

慢性腎臓病の病態

病気が原因で尿蛋白が検出される場合、慢性腎臓炎が原因となることが考えられると言いました。

この病気は進行性のものであり、Stage1から5までの5段階で徐々に自覚症状や病態が変わってきます。

腎臓の主な機能は以下の通りです。

  • 尿を作ることで、体の成分を調整する。
  • 血液を作るためのホルモンを産生する。
  • 血中のカルシウム量のバランスを調節する。

慢性腎臓炎に伴う腎機能の低下により、これらが正常に行われなくなります。

それにより、初期では血圧が上がり、上手く体内の水分が調節できなくなることにより、頻尿や浮腫などがみられてきます。

病態が進行し症状が悪化すると、体内のイオン質やホルモン等のバランスが崩れ誠心症状が現れたりします。

更に腎機能の低下が深刻になると、定期的に人工透析を受け、人工的に体内の老廃物や水分を排出してあげなければならなくなります。

このような状態となる前に進行を抑える、という目的でも、尿検査の蛋白陽性に対して正しく理解し、早期の慢性腎臓炎発見に努めていかなければなりません。

まとめ

今回は尿検査による蛋白が陽性になった、ということについて、状態やその原因について解説しました。

基本的には一過性の検出であれば、それほど心配する必要はなく、検査を受けるタイミングや食生活の見直しなどについて考えれば問題ありません。

しかしながら、複数回連続で蛋白が陽性となるようであれば、早い段階で診察を受け、慢性腎臓炎の疑いを晴らす、または進行を抑えるなど、適切な対処を行っていく必要があります。

健康、健全な生活を続けていくために、検査結果を正しく理解し、いち早く対応を行っていくようにしましょう。

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