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小さなお子さんがいるお父さんお母さんにとって、心配なことのひとつが感染症ではないでしょうか?
特に保育園や幼稚園に通っているお子さんは、どんな病気をもらってくるかわからないですよね。
うちにも2歳になる子供がいますが、抱っこしたらなんだか体が熱かったり、肌にぶつぶつを発見したりしたときには戦々恐々としてしまいます。
エンテロウイルスを原因ウイルスとするヘルパンギーナ、手足口病や、アデノウイルスへの感染によるプール熱などのいわゆる夏かぜは5~9月に増加します。
今回はヘルパンギーナについてお伝えします。
感染経路や予防方法
主に5歳未満の乳幼児がかかることが多い、夏かぜの代表ヘルパンギーナ。
症状は38度~40度の高熱、のどの痛み、のどの粘膜が赤くなって水疱ができるといったものになります。
水泡がつぶれて潰瘍になると痛むため、食事がとれなくなってしまうことも。
飛沫感染・経口感染・接触感染などの経路でウイルス感染の可能性があるので、小さいお子さんだとなかなか予防が難しいですよね。
うちの2歳児の行動を振り返ると、唾液や鼻水のついたおもちゃの貸し借りしちゃってるし、そこら辺舐めたりもしちゃってる…
それに、うちの子もお友達もくしゃみするとき口をおさえたりもしてないな~…と思うと感染しないわけがないよね…などと思ってしまいます。
それでも、せめて手洗いを徹底することで予防を心がけるようにしましょう。
外から必ず帰った時にはせっけんを使って、流水で手を洗うようにします。
アルコール消毒はあまり効果がありません。
可能であれば、うがいもした方がいいとは思いますが、2歳くらいまではちょっと難しいかも…
ヘルパンギーナになったらどういう食事をとれば良いのか?
高熱と、喉や口の中の痛みがつらい、ヘルパンギーナ。
食事もとりにくくなることが多いようです。
そこで、おすすめの食事を紹介します。
そもそも、熱が高くて食欲がない時には無理に食べさせなくても大丈夫です。
水分補給だけはしっかりするように気をつけます。
病気の時には栄養価が高くて消化の良いものを食べさせたいと思ってしまうのが親心ですが、子どもが食べたがるもの、食べられるものをあげてください。
年代別のおすすめメニュー
年代を問わず、基本的に刺激が少なく柔らかいものを用意するといいでしょう。
口内炎ができているときと同様に、辛味や酸味の強いもの、熱いものなどを避けます。
1歳児
ほとんど噛まなくてもいいような状態にしてあげるといいでしょう。
バナナをつぶして牛乳や豆乳と合わせたものや、カボチャやサツマイモを柔らかく煮てつぶし、コンソメスープや牛乳でのばしたスープなど、とろみのあるものをあげるようにします。
果汁などは酸味があり沁みるかもしれませんので、欲しがるようなら少量与えて様子を見ます。
2歳児
うどんや野菜を柔らかく煮たものなどを、一口大に切ってあげます。
普段より小さく切って、極力噛まなくてもいいようにするとよいでしょう。
また、プリンや卵豆腐なども栄養価が高く、のどごしもよくて食べやすいのでおすすめです。
小学生以降
乳幼児がかかる印象が強いヘルパンギーナ。
ですが、ヘルパンギーナの原因ウイルスであるエンテロウイルスは種類も多く、小学生でも大人でも、かかったことのない(免疫のない)型のウイルスに感染することは当然あります。
どんなものなら食べられそうか、また食べたいかということが2歳くらいまでの子どもだとなかなかわからないのがつらいですが、小学生くらいだと意思の疎通がはかれるのが少しいい点でしょうか。
のどの痛みや熱から食欲が落ちていても食べられそうなものがないか聞いてあげてください。
特に禁忌の食材があるわけではないので、欲しいものをあげて大丈夫です。
チョコレート! とか言われたら治ってからにしようね~っていっちゃうと思いますが…
刺激の少ない、柔らかくのどごしのよいものを意識してあげてください。
大人
おかゆやうどんなどの、柔らかく刺激の少ないメニューにしましょう。
こまめに水分補給もするようにします。
ヘルパンギーナは、大人がかかると案外重症化する可能性もあります。
発症する時点で、疲れなどにより免疫力が低下していると考えられます。
消化の良いものを摂りつつ、できるだけ休むようにしましょう。
大人が感染する経路ですが、子どもの看病をしていて気がつくとうつっていた、というような場合が多いのではないでしょうか。
ヘルパンギーナの原因ウイルスであるエンテロウイルスは、回復後も便の中に排出される期間が2~4週間と長いのが特徴です。
おむつ替えをした後など手洗いを徹底し、子どもとのタオル類の供用を避け、食べ残しを食べるのもやめましょう。
まとめ
夏に感染するリスクがぐんと上がるヘルパンギーナ。
39度以上の高熱が出たり、のどの粘膜に水疱ができたりする、エンテロウイルスが引き起こす感染症です。
高熱やのどの痛みや口の中の痛みのせいで食欲が落ちてしまうことも。
今回はヘルパンギーナに感染して食欲が落ちているときにどのような食事がおすすめかについてまとめました。
バナナや豆乳、うどんなどをうまく使って、とにかく刺激の少ない柔らかいものを用意してあげてください。
また、脱水症状に気を付けて、水分補給もこまめにしましょう。
イオン飲料や経口補水液など、高熱が出ているときの対策に準じます。
手洗いの徹底などで予防を心がけても、子どもが小さいと防ぎきるのは難しい感染症。
もしかかってしまっても、慌てずに対処できるようにしたいものですね。