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冬特有のうつ病、その名も冬季うつ病(冬うつ)。
この記事を検索された方は、この冬季うつ病にお悩みの方でしょう。
この記事では、その症状や治し方を紹介し、簡単に出来る解消法を紹介していきます。
辛い冬うつを乗り越えるため、参考にしてください。
冬特有のうつ病の症状とは?どんな人がなる?
冬うつはうつ病の一種。
その為症状は気分の落ち込み、倦怠感、気力の低下などがあります。
また、特に特徴的な症状として、過眠・過食があります。
通常のうつ病では不眠や食欲の減退などが見られますが、冬うつはその逆です。
別名で冬太り病なんて呼ばれたりもします。
発症する方は主に20代後半から30代の女性に多いといわれています。
特に家に閉じこもりがちであったり、過剰なストレスを抱えている方はハイリスクです。
欧米では人口の1~10%がその患者であるといわれ、日本でも1~3%の患者数がいます。
何も処置しなくても春になると解消される為、積極的な治療等はされないことが多いです。
しかしながら、一度発症すると毎年決まって冬に発症するこの病気。
その原因をしっかりと理解し、発症リスクを減らしていくことが重要になります。
冬うつの原因
冬うつの原因は主に脳内のセロトニン量が不足することとされています。
元々セロトニンは「幸せホルモン」ともいわれ、人間の感情を左右するホルモンであるドパミン(快楽や喜びの感情)やノルアドレナリン(怒りや不安の感情)をコントロールする神経伝達物質となります。
セロトニンが不足することにより、ホルモンバランスが崩れ、うつ症状を発症することになります。
これは冬うつに限らず一般的なうつ病でも同様です。
このセロトニンは、神経(シナプス)から一度分泌された後、余剰分を神経内にまた取り込むという機構になっています。
この機構は体に日の光を浴びる時間によって活性が左右されます。
たくさん日の光を浴びると活性が弱まる(つまり再取り込み量が減少し、結果放出されたセロトニン量が相対的に増える)ことになります。
冬場は日照時間が短くなり、この再取り込みの活性が強まります。それによりセロトニン量が減少することでうつ症状を発症しやすくなるわけです。
また、うつ発症に大きく関係するのがストレスです。
特に冬場は受験や就職活動などのシーズンであったり、夏と比べて天気もなんか晴れ晴れとしない。
こういったことから、全体的にストレスがかかりやすい季節でもあります。
これがうつ発症を助長していると考えられます。
冬うつの治し方は?
冬うつを治す方法としては、薬物治療(セロトニン再取り込み阻害薬)などが挙げられます。
が、要は体内のセロトニン量を増やせば良いわけですので、他にも以下のような対策で効果が得られます。
1.日光浴
日の光を浴びることでセロトニンの再取り込み機構の活性を弱めることが出来ます。
これにより体内に放出されているセロトニン量を相対的に上げることに繋がり、冬うつの症状が緩和されます。
2.セロトニンを作る原材料を摂取する
セロトニンは体内で合成されています。
この合成時の原料として必須アミノ酸であるトリプトファンが必要となります。
必須アミノ酸とは、人間の体内で合成することが出来ず、食物等から摂取する必要があります。
つまり、セロトニンを増やすために、合成原料であるトリプトファン摂取量を増やせば良いわけです。
具体的にこのトリプトファンを取り扱う食物例として以下のものが挙げられます。
・牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品
・豆腐、納豆、しょうゆ、味噌などの大豆製品
・カツオ、マグロなどの魚類
・アーモンド、ナッツ等
・バナナ
・卵
3.運動をする
直接セロトニン量への影響ではないですが、運動を行うことでストレスの発散をすることで、うつ症状の発症を抑えることが出来ます。
またジョギング等屋外で時間をかけて行う運動では、日の光を浴びるということも同時に行えます。
その為セロトニン量を増やすという2重のメリットがあります。
まとめ
毎年訪れる辛い冬うつ。
その原因はセロトニン量の不足によるものです。
このセロトニン量を「日光浴」「食物からの原料摂取」により増加させることで、症状が緩和されるようになります。
運動によるストレス軽減も効果的。
是非今年の冬は、上手に冬うつをコントロールしましょう。