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ヘルパンギーナは、手足口病、プール熱と並ぶ三大夏風邪の1つです。
当然感染のピークは夏場になるわけですが、冬でもヘルパンギーナが疑われる例があります。
ここでは、「冬にヘルパンギーナといわれたけど?!」とお困りのアナタに、役立つ情報を提供したいと思います。
ヘルパンギーナは冬にもなる?
結論から言うと、ヘルパンギーナは冬にも発症事例が見られます。
「感染症予防ナビ」というサイトでは、アンケートを基にヘルパンギーナの発症状況を調査されています。
(出典:感染症・予防接種ナビ)
これを見る限り、ヘルパンギーナの年間ピークは27週付近、つまり7月の初旬であることが分かります。
また、このグラフからもう1つわかること、それは冬時期は限りなく0に近いということです。
しかしながら、インターネットで検索してみると、冬に発症したという事例が多く見受けられます。
以上のことより、アンケートには表れない程度の事例数ではあるが、確実に冬でも発症する病気である、ということが分かります。
症状や原因など
それでは、ここでヘルパンギーナの症状や原因などを簡単に見てみましょう。
症状
ヘルパンギーナは、潜伏期間3~6日を経て、以下のような症状を発症します。
- 喉の奥の異常
小さな水疱や腫れなど - 発熱
39度以上の高熱
特に喉の奥の異常が顕著で、これにより食べ物・飲み物を取ることが困難となり、脱水症状なども2次的に引き起こすことがあります。
なお、同じ三大夏風邪の手足口病ですが、非常に症状が似ています。
違いといえば、「手足にも水疱が出来る」ことと「比較してヘルパンギーナの方が高熱になりやすい」ということが挙げられます。
原因
この病気は乳幼児を中心に5歳以下の子供が主に感染する病気です。
しかしながら大人には感染しない、というわけでもありません。
免疫力が低下している場合、大人にでも感染するようです。
原因となるのはコクサッキーウィルスA群と呼ばれるウィルスです。
厄介なのは、このウィルス、”群”といわれるだけあり様々な種類があります。
その為、例えば一度コクサッキーウィルスA6に罹ったからと言って、次もまた別の群(コクサッキーウィルスA10とか)に罹る可能性があるのです。
1シーズンに何度も感染の恐れがあります。
罹ったらどうする?
罹ってしまった場合の対処法をまとめます。
治療方法
根本的なウィルスに対する薬剤は今のところ無いようです。
その為、対症療法として、口内炎や発熱に対する、粘膜保護剤や解熱鎮痛剤などを投与しながら様子を見るということになります。
幸いこの病気、5日程度で症状は回復します。
対症療法によりこの期間耐え抜けば言い訳です。
家庭で気を付けること
家庭で気を付けなければならないこととして、食事のメニューがあります。
ヘルパンギーナは喉の奥に水疱や腫れが出来る関係上、食べ物や飲み物を摂取しづらいと前述しました。
その為、出来るだけ食べやすい・飲みやすいものを与えてあげる必要があります。
また、脱水症状には気を付けなければなりません。
併せて、刺激の強いもの(しょっぱい、酸っぱい、辛いなど)も避けるべきです。
保育園へ行っても良い?
感染時の登園について、学校保健法ではヘルパンギーナは特別な規制はありません。
理由としては、以下の2つがあると考えられます。
- 免疫力が高ければ発症しないケースもある
- 本人の症状が治まっても二次感染のリスクがある。
特に後者の二次感染についてですが、このヘルパンギーナは本人の症状は5日程度で回復します。
しかし口や便を介した接触感染or飛沫感染においては、2週間程度リスクが残っているそうです。
つまり、本人の自覚症状がなくなってからも1週間以上キャリアー(ウィルスを抱えた状態)であるため、法律等で規制するのはなかなか難しいという現状があります。
まとめ
今回ヘルパンギーナの季節性及び病態や注意事項についてまとめました。
繰り返しますが、ヘルパンギーナは冬でも発症事例が認められています。
もし病院でそのように診察されても、「夏風邪じゃないの!?」とタカをくくってはいけません。
ヘルパンギーナの対処方法をしっかりと守ることで、早期回復及び二次感染の防止を行っていくようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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