少しずつ暖かくなってくると、子供の間で流行が始まるプール熱。
今回はこのプール熱について、まとめてみることにしました!
そもそもどんな病気なのか、症状、治療法や治療期間、重症化する恐れはあるのか、
子どもがいる親御さんのための情報となっています。
また、子どもが嘔吐してしまった場合の対処方法も紹介しますので、
ぜひ参考にしてみてくださいね!
咽頭結膜炎ってどんな病気?
少しずつ暖かくなってきましたね!
この時期になると、子どもたちは「水遊びはいつからかな」とワクワクし始めます。
しかし、親にとっては心配でしかありません。
ケガをしないか…というのはもちろんですが、更に気になってしまうのが「プール熱」!
私の子どもも保育園に通っていた頃、毎年心配していました。
発熱があると慌てて小児科へ連れていき「夏風邪です」と言われたときは、妙にホッとしていた覚えがあります。
まずプール熱とは、「咽頭結膜炎」(咽頭結膜熱とも呼ばれています)という感染症です。
「アデノウイルス」が原因の感染症でプールの水を介しヒトからヒトへ感染し、流行が拡大してしまうことが特徴です。
しかし、ここで注意してほしい点があります!
「プールに入っていないから感染しない」というのは、大間違いですよ。
プール熱に感染した患者の咳の飛沫による「飛沫感染」、密接に近くにいることでうつる「接触感染」も原因になりますので注意しましょう!
感染から発症するまでの期間は5~7日間です。
ちなみにプールに入り始める6月末~夏季にかけた時期が、一年のうちで最もプール熱の患者数が多くなるといわれています。
この時期にはプール熱の他に「手足口病」「ヘルパンギーナ」という感染症も流行しますので、注意しましょう。

感染するとどんな症状が出るの?
ここでは、プール熱に感染した場合どんな症状がでるのか抑えておきましょう。
プール熱の主な症状は「発熱」「結膜炎」「咽頭炎」です。
まず発熱は、40度前後の高熱が5日間ほど続きます。
なかには1週間ほど続く場合もあります。
私の子どもは3~4日間ほど続き、嘔吐を繰り返す場合もありました。
結膜炎は、目の痛みやかゆみの症状が出ます。
また、ひどい充血が起こったり、目やにが多く出ることもあります。
咽頭炎は、喉が真っ赤に腫れたり痛みがひどくなります。
喉の痛みのせいで食事が満足にできなくなることが多く、飲み物も喉を通らなくなってしまうこともがあります。
赤ちゃんの場合、結膜炎の症状は現れません。嘔吐下痢の症状が現れることが多いです。
子どもが辛い状態を傍で見ているのは本当に辛いです。
しかし体調が良くなると、驚くほどの回復ぶりを見せるのもプール熱の特徴だといえます。
有効な治療方法や必要な治療期間は?
ここで気になるのは、有効な治療方法やどれくらいの期間治療が必要なのか、ということではないでしょうか。
子どもが初めてプール熱に感染した際、小児科医に言われたことで驚いたことがありました。
それは、「プール熱の特効薬はありません」ということです。
もう、本当にがっかりでした…
子どもがこんなに辛そうなのに薬が無いなんて、と絶望に似た気持ちを感じた覚えがあります。
ですので、発熱や痛みがある場合は「鎮痛剤」を服用させたりと、対症療法が主な治療法となります。
発熱よりも目のかゆみや痛みの方がひどい場合もあります。
そんなときはまず、小児科医を受診し眼科医を紹介してもらい通院するようにしましょう。
病院に行き薬を服用させた後は、ゆっくり体を休ませてあげましょう。
最初の頃は身体がきつく、食欲が出ないことがほとんどです。
ゼリーやプリンなど喉越しの良い物を食べさせるようにしてください。
飲み物もこまめに与えるようにしましょう。
治療期間は、医師に「もう大丈夫!」との診断を受けるまでです。
症状が落ち着いたからと言って薬の服用を止めたり、通院を止めることのないようにしましょう。
一度落ち着いても再び発症し、完治するまでに時間がかかってしまうことがあります。
重症化する恐れはある?
プール熱が重症化してしまうのは、本当にまれだといわれています。
しかし絶対に重症化しない!というわけではなく、重症化してしまうと「肺炎」を発症してしまいます。
重症化する前に専門医の診察を受けるようにしてください。
嘔吐した場合の正しい対処法を紹介!
私の子どもは本当に熱に弱く、発熱すると必ず嘔吐をしていました。
私を含め家族への二次感染を防ぐため、正しい嘔吐物の処理方法を調べたことがありました。
すると、とてもわかりやすく教えてくれる動画があり勉強させてもらいました。
こちらでその動画を紹介しておきたいと思います。
さらに、嘔吐物が洋服についてしまった場合の洗濯方法も紹介しましょう。
まとめ
今回は子どもが特に感染しやすい、プール熱についてまとめてみました。
- 咽頭結膜炎とは6月末~夏季に流行する感染症
- 別名プール熱だがプールに入らなくても飛沫感染、接触感染で感染する
- 主な症状は「発熱」「結膜炎」「咽頭炎」
- 特効薬はなく、対症療法をおこなう
- 治療は医師がOKを出すまで止めない
- 重症化して肺炎になるリスクがある
- 適切な嘔吐物処理方法の紹介動画
主な症状や治療方法、治療期間などを紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。
特効薬が無いので症状に合わせた治療方法が非常に大切になります。
市販薬を飲ませたり自己判断はせずに、専門医にしっかり治療をしてもらいましょう。
嘔吐物の処理方法はプール熱以外の病気でも役立ちますので、豆知識として頭に入れておくといいですね!
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