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腰痛を抱え病院に行ったら”椎間板ヘルニア”と診断された、そんな不安を抱えるアナタへ、椎間板ヘルニアの治療方針と自分でできる解消法などを解説していきたいと思います。
椎間板ヘルニアの治療方針
ここでは椎間板ヘルニアの概要と治療方法について説明します。
椎間板ヘルニアとは?
ご存知の通り、背骨とは細かなブロックが縦に積み重なったような構造をしています。
このブロックが複雑な動きをした際、その負担を和らげるために、間にショックアブソーバーの働きをするものが入っています。
これが椎間板です。
この椎間板が過度な衝撃など何らかの原因で、本来あるべき場所から飛び出てしまうことを「椎間板ヘルニア」といいます。
ヘルニア:臓器や組織の一部または全部が正常な位置から脱出した(突き出た)状態
椎間板ヘルニアとなると、この飛び出した椎間板が脊椎付近を通る主要な神経を圧迫し、適切な信号のやり取りができなくなってしまいます。
特にしびれや痛みなどの症状は、下半身などに顕著に現れます。
また、この信号伝達の不具合により、一部の筋肉が凝り固まったり血流が悪くなります。
これにより腰痛なども高確率で併発することになります。
治療法はどんなのがあるの?
以前は、椎間板ヘルニアの治療といえば「飛び出た椎間板を切り取る」という外科的な処置が主流だったそうです。
しかし、今では「保存療法」が主流となっています。
飛び出た椎間板、実はこれは時間の経過とともに体内に吸収されることが分かっています。
その為、悪化しないよう患部を大事にしてあげることで、自然と治るようになっているのです。
よって、基本的にはこの保存療法と痛みがひどい場合は痛み止めを服用することが治療の基本方針となります。
(1年以内に90%が吸収されるそうです)
ただし、以下のような一部の方は除きます。
- 仕事等の事情で自然治癒を待っていることができない。
- 鎮痛薬の服用でも痛みがコントロールできない。
こういった方に対しては、現在でも外科的な方法が選択されることもあります。
ストレッチのすすめ
椎間板ヘルニアを発症した際は、無理な運動は禁物です。
基本的には患部に負担をかけずに安静にします。
しかしながら、血流の促進や、凝り固まった筋肉の緩和による痛みの解消という目的で、ゆっくりとしたストレッチ程度の刺激を与えてあげることは有用となります。
ここでは、2種類のおすすめストレッチをご紹介します。
①やり方
- 膝に足をのせる
- 両手で抱える
- お尻を伸ばす
- ゆっくり元の姿勢に戻る
- 反対側も行う
②やり方
- 両手で片膝を抱える
- 膝を横に倒す
- お尻から腰を伸ばす
- ゆっくり元の姿勢に戻る
- 反対側も行う
あくまでこれらは気持ちいい程度で抑え、決して痛みが感じるほど急激に行ってはいけません。
継続することで痛みが解消されていきます。
決して1日や2日で痛みがなくなるというものではなく1週間ごろからやっと「効果があったかな?」程度の自覚を覚え、1か月続けることで「効果を感じる」となるそう。
ですので、あきらめずに継続するようにしましょう。
急性期を超えたらできること
椎間板ヘルニアの急性期を超えると、痛みが和らいでいき、多少の運動ならできるようになります。
そうした場合、痛みを予防するという目的から簡単な運動を行い、普段から鍛えておきましょう。
おすすめの運動は、ウォーキングとスイミングです。
両方とも腰に負担をかけず全身の筋肉をほぐしながら鍛えることができるメニューになります。
これらもストレッチ同様継続が鍵ですので、長続きができるメニューを構築し、楽しんで行うようにしましょう。
まとめ
今回は椎間板ヘルニアの病態と基本的な治療方針について記事にいたしました。
現代では原則、保存療法を用います。
その中で筋肉や血流を改善させる目的でゆっくりとストレッチを行うということが大変有用となります。
是非、継続して行うことで、症状を緩和させるようにしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。