経口免疫療法の危険性はどのくらい?リスクと改善の見込み

最近、経口免疫療法がニュースを騒がせています。

今回は経口免疫療法の危険性やその効果について、まとめました。

経口免疫療法ってなに?

アレルギーとは

アレルギーとは、その原因となる物質(アレルゲン)を体内に入れることで、自分の体の免疫機構が「危険なものが入ってきた!やっつけるぞ!」と過剰な免疫反応を起こすことです。

このアレルゲンは、実に様々な種類があるわけですが、とりわけ食べ物がアレルゲンとなった場合、日々の食事やグループでの会食等、多くの制限がかかってしまいます。

この状態はとても不便であり、何とか改善したいと思う方も多いと思います。

経口免疫療法とは

経口免疫療法とは、このアレルゲンを少量から摂取し、規定量まで摂取量を上げられたら治療完了という、ある意味スパルタな治療方法となります。

具体的には、まず少量摂取を行いその反応を見ることで、アレルゲン摂取のスタート量を決めます。

そこから毎日徐々に時間をかけて量を増やし規定の量まで摂取するようにします。

そこから15日間、敢えてアレルゲンの摂取を絶ち、その後規定量のアレルゲンを摂取して症状がみられなかったら治療終了、というものになります。

補足

なお、この治療方法は現在研究段階となります。

つまり正規の治療方法ではありません。

その為、一律の決まったガイドラインというものはなく、各病院ごとにオリジナルで手法を決めているという状態になります。

そういった負の情報もしっかり持っておきましょう。

実際の成果と重症化の事例

この経口免疫療法ですが、治療完了し食物アレルギーを克服したというケースも珍しくありません。

効果のほどはアレルゲンの種類にもよるのですが、小麦では大体8割、卵でも比較的治療しやすいようです。

逆に牛乳などはやや難しいという情報も見かけました。

リスク

アレルゲンを無理やり摂取するということもあり、身体はちょっとしたアレルギー症状を発現することになります。

摂取量や体調等にもよるのですが、これによりアナフィラキシーショックが発生することがあります。

具体的には、全身のアレルギー反応が起こり、血圧低下・意識不明の重体に陥り、最悪の場合心肺停止にもつながってしまいます。

なおアナフィラキシーショックはそのほとんどが30分以内に症状が発生するという情報もありました。

更に怖いのが、心肺や循環器の不全により、脳に酸素がいかなくなってしまった状態。

この状態は循環器や心肺機能の不全により、脳に一定期間酸素が届かない状態となっていることをさします。

初期では注意力、判断力、記憶力の低下が認められ、だんだんと意識障害が認められ、昏睡状態に陥ります。

また損傷を受けた脳の位置によっては、運動障害や心肺/呼吸の停止、脳死など、とても深刻な状態となってしまいます。

結局良い?悪い?

SNSでの評判は以下のとおりでした。

やっぱり懸念していたことが起こった。 治療法に文句を言うつもりはないけど、アメリカでは死亡例もある。 この治療法、やはりリスクは大きい。

経口免疫療法馬鹿にならないよね 私は母さんの頑張りで卵が食べられるようになった。

食物アレルギーのやつ、経口免疫治療とか下手したら死なないの??? つかアレルギーとか下手したら死ぬのにアホなのか?

経口免疫療法とか、仮に治るとしても、諸刃の剣過ぎて怖くないですかね。 自分に対してならいいけど、子供に対しては使いたくないかなぁ…

情報を集める限り、賛否両論。

どちらとも取れない状況でした。

先日のニュースの影響から、どちらかというと反対派・慎重派が優勢のようです。

特にこの治療法、自分ではなく子供に適用する、と考えると、確かに踏み出す一歩はとても重いように感じます。

まとめ

最近話題になっている経口免疫療法について危険性と世論をまとめてみました。

他の子と同じ食生活を送れないというストレスやみじめさ、それと今回のような重大な副作用を生じるリスク。

更に現状研究段階であり、明確な治療ガイドラインが発出されていないという不安定さ。

我が子のアレルギー治療のために、手を出すかどうか。

正直非常に難しい問題であると思います。

良くリスクを考え、信用のおける病院で相談を行い、慎重に進めるようにしていただきたいと思っています。

※本記事は、経口免疫療法を否定するものではございません。

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