炭水化物不足の症状で危険察知!頭痛やめまい、肌荒れ?不足するとどうなる


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最近話題の低糖質ダイエット!

食事から炭水化物がメインとなる主食(ご飯、パン、麺類)を抜いて、主菜となる肉、魚、卵、大豆製品と副菜となる野菜、きのこ、海藻類だけを摂るというダイエットです!!

このダイエットを続けた結果、体調不良を訴えている人が増えています・・・(++)

結論から言います!

このダイエットは「痩せます」でも、痩せても不健康では意味ないですよね?

今回は炭水化物が不足するとどうしていけないのか、どんな症状が出てくるのかを管理栄養士の資格を持つ筆者がリサーチしました!

炭水化物が不足すると現れる代表的な症状一覧

食事から摂る炭水化物が不足すると、どのような症状が出てくるのでしょうか?

一覧でご紹介しますが、その前に、どうして炭水化物が不足するといけないのか!?

簡単にご説明しますね(^^♪

炭水化物とは

ブドウ糖などの単糖から、構成されているものの総称。

炭水化物は、体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」と、消化吸収されずエネルギー源にならない「食物繊維」に分けられます。

炭水化物が不足すると

人がエネルギー源として使える栄養素は、炭水化物(糖質)、たんぱく質、脂質の3種。

その中で、すぐにエネルギーに変えられるのがブドウ糖(糖質のこと)です。

しかし、体内では、糖質は少量のグリコーゲンとして肝臓や筋肉の中に蓄えているだけで、余分なエネルギーのほとんどは脂肪として体内に蓄えられています。

エネルギーとして血液中のブドウ糖を消費してしまうと、肝臓や筋肉の中に蓄えられているグリコーゲンを分解するのですが、その量はそれほど多くないため、グリコーゲンも尽きてしまうと、エネルギーが不足し、疲れやすくなります。

特に、脳は、ブドウ糖を唯一のエネルギー源にしています。

脳は、昼夜、活動時休息時問わず、ほぼ一定の速度でブドウ糖を燃焼しています。

そのため糖質が不足すると、脳や神経への栄養が行き届かなくなくなるため、判断力が鈍り、注意力が散漫になってきます。

炭水化物は人間にとって大切なエネルギー源です!

エネルギー源が不足すれば、体を壊してエネルギー源を作りだそうとするのが体のすごいところなのですが、そうすると、どんどん体が壊れてしまいます・・・(**)

それを防ぐためにも、エネルギー源は「炭水化物」で摂ることが大切なのがお分かりになるかと思います(^^)

代表的な症状一覧・・・

  • 頭痛、めまい
  • 肌荒れ、髪の毛の艶がなくなる、爪が割れやすくなる
  • 便秘

炭水化物不足を防ぐ最低限の摂取量は?!

成人女性の多くは1日に約1,800kcalに相当する食べ物を食べ、約1,800kcalのエネルギーを使っていると考えられます。

この1,800kcalをどのようなバランスで摂るのが理想なのか!!

【目安】

たんぱく質:13~20% 脂質:20~30% 炭水化物:50~65%

この目安の数値に当てはめて計算してみます。

たんぱく質:75g(たんぱく質:15%)×4=300kcal

脂質:56g(脂質:25%)×9=504kcal

炭水化物:250g(炭水化物:50%)×4=1,000kcal

合計(総エネルギー)    1,804kcal

 

低炭水化物ダイエットを推奨しているサイトなどでは、炭水化物を一日50g程度にしましょう。。。などと書かれているものもありますが、筆者はオススメしません!

だって、通常の摂取量にしたらリバウンドの危険性が大だから!!

そして、米が主食としての歴史が長い日本にいると米抜き生活を一生続けるのは難しいと思います・・・

 

ということで炭水化物は250gを目安に摂るようにしましょう。

ちなみに、ご飯一膳(150g)の炭水化物量は55gですので、3食摂ると165g。

他の食品(例えばじゃがいも等のイモ類)にも炭水化物は含まれるので、一膳の量を少し減らして100g程度にするとよいですね!

各症状の原因と対処法は?!

先にあげた症状の原因と対処法を詳しく説明します。

頭痛やめまい

炭水化物の摂取量が少なくなると、体は低血糖状態になります。

この時に体内ではケトン体という物質が作られます。

このケトン体が増える「ケトーシス状態」になることで、 “アセト酢酸”という物質がたくさん血液中を流れ、体が酸性になるため、頭痛などの症状が起きるのです。

肌荒れ

肌や髪の毛、筋肉などの体をつくるために必要な栄養素はたんぱく質です。

炭水化物の摂取量が不足すると、体はエネルギーの源をたんぱく質や脂質で補おうとします。

故に、たんぱく質が不足して、肌荒れ、髪の毛の艶がなくなる、爪が割れやすくなるなどの症状が起きるのです。

便秘

炭水化物は糖質と食物繊維に分けられます。

炭水化物が不足すると、食物繊維も不足します。

食物繊維は便のカサを増やしたり、腸内環境を整えて排便をスムーズに行うためのサポートをする大切な栄養素です。

不足すると便秘を誘発し、便秘は肌荒れの原因にもなります(**)

特に女性は男性よりも便秘になりやすい(男性より筋肉量が少ないので、排便時に便を押し出す力が男性より弱い。月経周期により女性ホルモンのバランスが変化するので。)ので要注意です!!

対処法

全てに共通します!

炭水化物は適量摂取!!

減らし過ぎはこんなにも色々な症状を引き起こしてしまうことがお分かりいただければ幸いです(^^)

まとめ

今回は炭水化物不足により引き起こされる様々な症状についてご紹介しました。

炭水化物は体の大切なエネルギー源です!!

摂りすぎると体重増加の原因となりますが、不足すると頭痛など色々な症状を引き起こす原因となります。

健康的で美しい体を手に入れるためにはバランスがとっても大切(^^♪

痩せても元気がなければ、オシャレを楽しむこともできませんよ!!

美味しく食べて健康に(o^―^o)ニコ